コレクション発表時期変更ブランドをまとめてみた!

バーバリーが今年9月よりコレクションの発表と商品の発売時期を合わせると発表してから、様々なブランドが同様にオンタイムでのコレクションの発表を決定していっています。

※オンタイム…店頭に商品が並ぶ同タイミングでコレクションをファッションショーにて発表する事。(今までは約半年前にショーが開催されてました。)

では現状の報道のみで、「オンタイムにコレクションを発表」もしくは「コレクション発表直後に次シーズンの商品購入可能」なブランドをまとめてみました。

コレクション時期詳細

これ、もし仮にオンタイムで発表が主流になったらどうなるか?

バーバリー大胆「新商法」の大きすぎる波紋 http://toyokeizai.net/articles/-/105213

こちらの東洋経済オンラインの記事から一部抜粋しますと、

これほど大がかりな動きに出られたのは資金力があり、生産から販売までの垂直統合が進んでいるバーバリーだからだ。バーバリーは直営工場をいくつも持ち、売上の70%は直営店から得ている。だが規模の小さい独立系のデザイナーは流通を卸売業者に依存しており、ファッションショーから発注、生産まで約半年の猶予期間がどうしても必要となる。小規模なデザイナーブランドが今後、どうやって対応していくのかは現時点では不明だ。

 卸主体のブランドは非常に困ります。オンタイムなんかでショーを発表しちゃうと得意先のセレクトショップにセールスする展示会時期をいつにすればいいのか。現状はどのブランドも展示会時期が同じ時期に集中しているので、セレクトショップのバイヤーも一度の出張でまとめてオーダーできますが、ファッションウィーク期間を外れてしまうと買い付けが効率良くできません。買い付け時期がブランドによってバラバラになってしまうのは超困る訳で…。

卸も重要だと思われるブランドの動きを見ていますと、オンタイムで発表のところはまだないようですが…。↓

<セドリックシャルリエ>

・コレクション発表を年4回→2回に変更(プレコレクションを無くしメインのみ)

・ショー開催をニューヨーク(6月)に移し、展示会はパリ・ミラノ(7月?)で行う。

→コレクション発表の回数を減らしてメディア露出を制限?

<プロエンザスクーラー>

プレフォールを販売間近まで公開しない。

→事前にセールスは行うがメディアに発表はしないという手法?

コレクションを見に行く百貨店関係者なんかは、どのブランドが春夏でどのブランドが秋冬なのか混乱する事でしょう。

この一連の流れはTGCと一緒なのか?

これをTGCと同様に論じている人がいらっしゃいますが消費者目線ならそうなんですが、買い付け側からすると全然違うと思います。TGCはショー自体オンタイムですが、それに先駆けて各ブランドは事前に展示会を開催しています。セレクトショップはそのタイミングで買い付けに行きましすし、オンタイムにショーが開催されてもバイヤーのスケジュールには何の変動もありません。

では今回のバーバリーの取り組みはと言いますと、どのブランドが春夏で秋冬なのか、これエンドユーザーからしたら確かにそこまで関係ありません。ショーで見た商品がすぐ買えるのか買えないのか?程度。(中には半年前からお買い物計画を練るファッショニスタもいらっしゃるでしょうが。)しかしメディアにはすぐコレクションは公開されます。そうなるともちろんすぐ買えないブランドは機会損失です。という事は…、

多くのブランドのコレクションがオンタイムでメディアに公開→すぐ買える方に消費者の興味がいく

こうなってくると、ブランド側からすれば自社で販路を持つ垂直統合方式に走るインセンティブが生まれます。そうなると卸業者とセレクトショップの需要が無くなっていきます。

下手をすれば、このバーバリーの取り組みが卸業者とセレクトショップの終わりの始まりなんではないかとも思ってしまいますね…。