レンタルサービスの商品調達コストと回収プランについて

mall

The Flagイシュー「モール型ECが行うファッションレンタルサービスは、何が凄いのか?

ファッションECモールのマガシークがレンタルサービスを開始したとの事。最近レンタルサービスが乱立してきていますが、問題は商品をどうやって確保しているのか。「エアクローゼット」などの一部のレンタルサービスは商品が中古の場合もあるそうで、

商品調達コストが安い=レンタルで回収する費用が抑えれている

と予測します。

ブランド自体がレンタルサービスを手がける、ストライプインターナショナルの「メチャカリ」は商品が低価格ですから、新品とは言え回収のハードルはそれほど高くないでしょう。貸し出した商品の中古品販売が売れれば回収の見込みはあります。

ユーズド販売を含めての黒字化?

そこと比較するとECモールが新品で商品を用意するとなると、普通はブランドと買取の契約になるでしょう。そうなると上代からの50%前後が相場になりますが、これではいくら何でも採算が取れなさすぎる。ここがどうなっているのかが不明瞭です。

回収プランを想像しみましたが、「レギュラープラン」で20000円分がレンタルの上限。原価率を低めに見積もって30%で6000円、こちらで既に足が出ますので、20%で換算。4000円で送料とクリーニング代。。単体での採算は取れなさそうですね…。

という訳でこちらもストライプ同様、ユーズドのサービスを用意している可能性があります。そうなると恐らくトレジャーファクトリーさんのECサイトで販売する事になるんでしょうね。

商品調達コストをどうやって回収するかがポイント

これらの事例を見てみると、レンタルサービスの肝はどのように商品を調達するかにかかってきますね。中古品を低コストで調達できれば回収は簡単ですが、新品の場合が難しい。新品の方がユーザーにとって抵抗無いですが、先述したようにエアクローゼットは中古品が混じっていてもそこを「スタイリストが選ぶ」で付加価値を高めています。ファッションECモールの問題点はこの新品のコストをどうするか。そしてそのコストを考えながら、いかにブランドの協力体制を得られるかです。

ファッションECモールは、ZOZOタウンと比較すると同ブランドでも品揃えは大幅に負けております。商品ラインアップが充実しないと中々サービスの魅力が出てきません。ブランド名だけを謳って、コンテンツがしっかりしないなんて事にならないようにしてほしいものです。

docomoのネットワークが一番の強み

そして狙いはやはり顧客のタッチポイントを増やし、囲い込みをしたいのでしょう。マガシークはdocomo傘下ですからそのネットワークを使って、docomoユーザーの囲い込みができればサービス拡大が容易です。金額を考えると流石にdocomoでの店頭アフィリエイトなんて事はないでしょうが、既に膨大なネットワークを持っているというのは有利ですね。スタイライフやセレクトスクエアなど、商社発のファッションECモールの中でも最も拡大しやすい位置にいるのと思いますので、今後の動向に注目ですね。