店舗マネジメント  2019-05-11

今後のファッションビジネスの成功要因を考える⑤

このテーマについて記載させていただくのは今回がラストになります。
 
大手アパレルメーカーの今後の方針を大体的に理想も含めてではあるものの(笑)記載してきましたが、結局本質は『人』にあるということです。
 
「いやいや、プロダクトがイケてないとどうにもこうにも・・・」
 
確かにそうです。
 
勿論、MDの精度を高めて行き商品を磨きあげることは本気で必要です。
しかし、MDの精度向上意識は前提として、そもそもその時点において『イケてる』商品は各社作っているはずです。
作っていなかったら企業として終わっています。
『イケてる』商品とはターゲットのお客様に満足してもらえる商品ということですね。
企業のこれまでのノウハウや仮説から、自信を持って製作した商品を世に送り出している「はず」です。
 
ただ、ここでの注意点に関しては
「そのイケてるっていう判断基準は飽くまで企業目線である」ということ。
 
『イケてる』商品もお客様に届かないと『イケてない』のです。
【伝える】と【伝わる】は大きく異なりますからね。
 
結局何が言いたいのかと言うと
イケてる「はず」の商品を『イケてる』商品に昇華するためには、その仕組みが必要であるということです。
 
そしてその中心となるのが『人』であるということ。
先述した『気仙沼ニッティング』という会社も、その仕組みの中心には『人』が存在しています。
だから、一着十数万の商品でも、数年先まで予約が埋まっているのです。
 
そして『人』の介在がしっかりと確認できる仕組みは、『エモい』のです。
 
当テーマでは、その仕組み化を『コミュニティ形成』という手段で解決するよう記載してきました。
ここでは、様々なコミュニケーションや顧客価値の創造が飛び交うと感じます。
そして、その中での中心は『人』でしかありません。
繰り返しになりますが『エモい』の正体は『人の温かさ』であると定義しました。
 
この設計から目をそらさずにファッションのビジネスモデルを構築していくことこそが『ファッションビジネスの今後の成功要因』に他ならないと感じています。
 
大手アパレルメーカー各社が、かつての活気を取り戻すことを切に期待しながら、長々と独自の見解を述べさせていただきました。

 
当テーマをお読みいただきありがとうございました。
次週からも宜しくお願いいたします。

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高木智史
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