セールス  2019-06-20

粗利益を深く考えてみよう!①

・粗利益を深く考えてみようではないか!

今回の記事からは、マーチャンダイザー(以下MD)の仕事において、常に意識しなければならない
こと。”粗利益”の話を複数回していきます。
 
過去の記事の復習になりますが、粗利益とは?

”粗利益=売上ー売上原価


上記の図をみてもわかるように、売上から、商品の原価を差し引いた分が、粗利益になります。
そして、過去の記事でも触れたように、MDにとって粗利益を多く獲得する!ということは、
MDの仕事の目的にもなります。

(番外編)なぜ、マーチャンダイザーにとって”粗利益”が大事なのか?


そこで、今回からの記事では、この”粗利益”を更に深堀してみることで、MDの仕事の目的でもある。”粗利益を多く獲得する!”ということは、どのようなことを意識すればいいのか?読者の皆さんと一緒に考えられる機会になればと存じます。
 
 

・粗利益=付加価値

最近、私は暇があれば、会計学。(英語ではアカウンティングと呼ばれます)の勉強をしています。
今回、テーマになっている”粗利益”は、会計学ではどのような位置づけになっているか?皆さんご存知ですか??
会計学では、粗利益は。
 

粗利益=付加価値

 
といわれています。
 
MD的な視点でみれば、顧客が付加価値を感じる商品を多く品揃えし、顧客に喜ばれる回数が増えれば増えるほど、多くの”粗利益”が獲得できるとも、言うことができるでしょう。
しかしながら、この”付加価値”という言葉。私も含め、理解できているようで理解できていない?方
も多くいらっしゃるのではないでしょうか??
 
そこで、WIKIで”付加価値”という言葉を調べてみると。ざっくり以下のように書かれています。
 

”付加価値とは、 生産によって新たに加えられた価値。”

 
付加価値が高ければ高いほど、粗利益を多く稼げる!ということにもなります。
しかしながら、アパレル・ファッション業界でいう付加価値とは何?なのでしょうか??
 
 

・アパレル・ファッション小売業においての粗利益とは?

そこで、MDの仕事の視点で、粗利益をより多く獲得する方法を簡単に考えると。
 

① (より)売上をあげる
② (より)粗利率をあげる

 
この2つが考えられます。
 
これをアパレル・ファッション小売業界で考えると。
①の代表例は、皆さんご存知の通りUNIQLOを運営するファストリテイリングになります。
ファストリテイリングの粗利率は、業界でもさほど高くはなく?50%以下の粗利率になります。しかしながら、獲得している粗利高は、業界でも断トツの粗利益高になる!ということは、誰でも理解できることでしょう。
 
そして、②の代表例は、ダウンでおなじみのモンクレールになります。その粗利率は、70%後半と、高い粗利率を確保できています。詳しくは、以下深地さんの記事をご覧ください。

Moncler(モンクレール)の4P戦略をまとめてみた!


上記の2つの例をみてもわかるように、”粗利益”を獲得する方法は様々であると考えられます。
次回以降の、記事では更に粗利益を分解し、付加価値と結び付けて考えることで、粗利益を深く皆さんと考えていきたいと思います。
では皆さん。次回も、お楽しみに。

SHARE

  • FacebookFacebook
  • TwitterTwitter
  • Google+Google+
  • LINELINE
佐藤 正臣(マサ佐藤)
WRITER

95年(株)ノーリーズにアルバイトとして物流倉庫からスタートし、店頭勤務7年(レディース)。02年より(株)ノーリーズにおいてメンズ(フレディ&グロスター・ノーリーズメンズ)立上をMDとして担当。10年よりフリーランスとして活動開始。シャツメーカーの新ブランド開発の企画サポート。その他、新規ブランドの立上マーチャンダイジング計画など、様々なフィールドで活躍したのち、14年5月末、株式会社エムズ商品計画を設立。小売り企業へのMDアドバイスや専門学校での講義・また海外での講義等。現在、多方面で活躍中。

FOLLOW
  • Twitter
FOLLOW
  • Twitter

95年(株)ノーリーズにアルバイトとして物流倉庫からスタートし、店頭勤務7年(レディース)。02年より(株)ノーリーズにおいてメンズ(フレディ&グロスター・ノーリーズメンズ)立上をMDとして担当。10年よりフリーランスとして活動開始。シャツメーカーの新ブランド開発の企画サポート。その他、新規ブランドの立上マーチャンダイジング計画など、様々なフィールドで活躍したのち、14年5月末、株式会社エムズ商品計画を設立。小売り企業へのMDアドバイスや専門学校での講義・また海外での講義等。現在、多方面で活躍中。

COMMUNICATION

Leave a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

RECENT ENTRIES

  • 売上・仕入・在庫に粗利益を加えて考えてみよう②

    2019-09-26  ブランド・ビジネス

    ・前回の記事で問題を出しました 前回の記事で、問題を2問出しました。問題は以下になります。 http://www.style-picks.com/archives/4767   ★ あるショ […]

  • 売上・仕入・在庫に粗利益を加えて考えてみよう①

    2019-09-19  ブランド・ビジネス

    ・前回の記事の復習 前回の記事では、在庫回転に関する内容を記載しました。 在庫回転率を上げるには?   ① 売上点数を上げる ② 平均在庫数を少なくする   この2点を意識すると良 […]

  • 在庫回転って何??

    2019-09-12  ブランド・ビジネス

    ・在庫回転率とは? 前回の記事では、管理会計帳票の重要性について語りました。 その中で、在庫回転率のことに触れましたが、このことは実は理解できているようで理解できていない方も多くいらっしゃると思います […]

RECENT ENTRIES

  • 企画が会議で通らないのは「根回し」が足りないから

    2019-10-21  その他

    開催前の予想に反して、ラグビーワールドカップは大いに盛り上がった。 残念ながら日本代表はベスト8で敗退してしまった。   ワールドカップ開催前には、ワールドカップの放送権がないTBSが池井戸 […]

  • ファッション業界における採用事情②

    2019-10-19  店舗マネジメント

    こんにちは! 前回からのテーマファッション業界における『採用』についての考察です。   なぜ『販売員』が枯渇しているのか。   枯渇とは単に販売員を志望する人口が減っていることも挙 […]

  • 国内デザイナーズブランドはファッションショーを開催しても売れない

    2019-10-14  ブランド・ビジネス

    華やかに思われがちですが、厳しいのがアパレル業界ですが、その中でもとりわけ厳しいのがデザイナーズブランドではないかと思います。 一部の大手ブランドを除けば、その台所は火の車なのです。 先日、東京コレク […]

SPECIAL 
JOURNALS

BY UP&COMING EDITOR

MORE

CHIEF 
EDITOR’S

BY CHIEF EDITOR

MORE

ランキング