店舗マネジメント  2019-10-19

ファッション業界における採用事情②

こんにちは!
前回からのテーマファッション業界における『採用』についての考察です。

 

なぜ『販売員』が枯渇しているのか。

 

枯渇とは単に販売員を志望する人口が減っていることも挙げられますが、どちらかと言うと採用する側が、枯渇する状況を作ってしまっています。

 

勿論、『給与』も大きな要因でしょう。一般的に『安い』とみなされる給与は、実際のところ働く際に心配な要素に上がっています。

 

しかし、これ以上に枯渇状況を生み出している要因があります。

 

 

■『採用』の意味を捉えきれていない

 

本来、採用とは企業を前進させるため、会社の方針や理念に沿った仲間集めをする重要な仕事です。会社を作り、育むリソースは間違いなく人であり、会社に変化をもたらすためにも、採用活動を『経営のセンターピン』と言う位置付けに考えるべきなのです。

 

しかし、実際はどうなのでしょうか。アパレル企業で採用に注力している企業は多くないように見受けられます。特にこの傾向は大手企業では顕著です。大手企業であればあるほど、知名度やブランド力を大体的に訴求するため、採用にはどちらかと言うと受け身になっているのです。

 

採用は『穴埋め』でしかなく、その場しのぎ感が拭えない状態で、本当の意味を考えられていないケースが多々。なぜ採用を行うのかを深く考えないといけませんし、経営における最大のリソースが人であることを認識しないといけません。

特に新卒採用市場においては、学生の志向性が大きく変わってきている中で、受け身の姿勢での採用活動ではスタンスの高い人材の採用が難しくなります。

 

 

■お金をかけない(かけようとしない)

 

こういった考え方が故に、採用活動にお金をかけない企業が非常に多いです。最終的に浮いてくる販促費や交通費などをより採用活動費に回すべきだと思われます。販促費用や交通費は確かに大切ですがアパレル販売ビジネスでは、販促費に月間50万円かけるよりも、販売スキルの高いスタッフ1名を50万円かけて採用する方がよっぽどレバレッジが効くと思います。

 

販売スタッフを採用するために、ハ○ーワークを利用するだけでは、より良い人材に巡り合う可能性は高まりません。また、中にはそれなりの規模感の企業においても、年間の採用活動が新卒・中途合わせて200万円程度の企業も存在します(※通常1名の採用単価40~60万円。人材紹介サービスであれば1名あたり100万円を超える可能性も)。

 

仮にも採用費用が捻出できないのであれば『Twitter採用』など、SNSもフルで活用していくべきです。

 

 

■販売スタッフの定義

 

では、なぜ採用にお金をかけようとしないのか。

勿論売上不振などの業績に関する問題もあると思いますが、それ以上に、人材と言うリソースを重要視仕切れておらず、結果販売員の定義に問題があると考えられます。

 

どんな企業でも会社に利益をもたらすのは『営業』と言うポジションの人材だと思います。圧倒的に売上を上げる営業マンはお金をかけてまで採用するはずです。

 

販売員も同じ『営業』です。ここの認識がずれているケースが非常に多い。会社に利益をもたらす同じ営業にも関わらず、販売員と言う呼称(筆者も便宜上記事では記載しておるのですが・・・)が先行していることが不思議です。

 

 

会社の最前線に立って、毎日毎日戦う彼らこそ優秀な営業マンです。

 

続く・・・

本日もお読みいただきありがとうございました!

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高木智史
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