ブランド・ビジネス  2020-02-27

商品分析について考えてみよう⑦

・前回の記事の振り返り

前回の記事では、売上金額・構成比だけでなく、売上点数を見る重要性を述べました。そして、在庫消化日数のこと。その盲点についての話でした。今回は、在庫構成比に関する話をしていきます。

商品分析について考えてみよう⑥


今回も以下の図を基に話を展開していきます。

(図は上記過去記事を参照してください。)

そして、この表の特徴は、大まかに以下のようなことで構成されています。

 

① 売上・粗利・在庫の部から構成されています。
② 売上・在庫は金額や点数だけでなく、構成比も記載されています。
③ Excel資料として抽出しています。(Excelを使用する必要のない最先端な組織もあるとは思いますが。)
④ 在庫消化日数が記載されています。

 

 

・在庫構成比って気にしたことあります?

読者の皆様方で、商品の単品ベースでの在庫構成比を気にされている方はいらっしゃるでしょうか?
おそらく、殆どいらっしゃらないのではないでしょうか?そういう私自身も、かつて在庫構成比などは、気にしたことなどありませんでした。

 

今回は、②の部分にあたる在庫構成比でどのようなことを見て、感じたらいいのか?
というお話をさせて頂ききます。

 

先に結論を言ってしまうと。。。

 

”在庫構成比と売上構成比はイコールであることが理想です!”

 

売上構成比>在庫構成比の場合は。

売り場でそのカテゴリーの売れている商品が少ない。足りていない可能性が高まります。

 

その逆の売上構成比<在庫構成比の場合。

そのカテゴリーの商品の在庫がだぶついている可能性が大です。

 

・売上構成比=在庫構成比。。。時期によって例外もある!

但し、例外もあります。
例えば、10月末の冬のアウターが、売上構成比>在庫構成比の場合は、それは一向に構いません。

なぜならば、11月以降にアウターの売上構成比が上がる!ということは、誰の目にも明らかだからです。

また、8月上旬にメンズのポロシャツが、売上構成比>在庫構成比の場合は、それも正解です。何故ならば、今後ポロシャツの売上が急速に下がっていくことが間違いないからです。

 

このようなことは、皆さん方も感覚値では理解されている筈です。

しかしながら、このような数字の見方を日々していないような組織は、MDに関する施策を間違ってしまいます。

 

また、MDの予算設計をする際に、自社の仕入の仕組み・売り場の推移などを数値化することにより、上記のような現象の目標値を具体的につかんでおかなければなりません。

それには、MDの予算設計をしっかりと行う必要があります。

繊研plusでそのことを、私が連載していますので、そちらも是非ご覧ください。

 

”算数で極める達人MDへの道《第2講》”
https://senken.co.jp/posts/mast-chap2-01

 

・商品分析は日々行うことが重要

また、今回紹介したような商品分析は、日々チェックすることが必要です。特に新規商品が売れた?売れていない?のチェック。そして、”気づき”が重要です。

平日の売上数が大した数量でなくても、売上構成比>在庫構成比の場合は、この後商品が足りない?追加発注が必要?というアラートにもなります。

このことを日々チェックしていると、MDに関する気づきが早まります。

 

商品分析に関する話は今回で終わりです。

読者の皆様も今回記事に書いたことを意識して、日々の業務に役立ててもらえれば幸いです。

そして、次回は実際に追加発注に関する問題を難問か出題します。是非、読者の皆様も問題を解いてみてください!

では、皆さん。次回もお楽しみに。

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佐藤 正臣(マサ佐藤)
WRITER

95年(株)ノーリーズにアルバイトとして物流倉庫からスタートし、店頭勤務7年(レディース)。02年より(株)ノーリーズにおいてメンズ(フレディ&グロスター・ノーリーズメンズ)立上をMDとして担当。10年よりフリーランスとして活動開始。シャツメーカーの新ブランド開発の企画サポート。その他、新規ブランドの立上マーチャンダイジング計画など、様々なフィールドで活躍したのち、14年5月末、株式会社エムズ商品計画を設立。小売り企業へのMDアドバイスや専門学校での講義・また海外での講義等。現在、多方面で活躍中。

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95年(株)ノーリーズにアルバイトとして物流倉庫からスタートし、店頭勤務7年(レディース)。02年より(株)ノーリーズにおいてメンズ(フレディ&グロスター・ノーリーズメンズ)立上をMDとして担当。10年よりフリーランスとして活動開始。シャツメーカーの新ブランド開発の企画サポート。その他、新規ブランドの立上マーチャンダイジング計画など、様々なフィールドで活躍したのち、14年5月末、株式会社エムズ商品計画を設立。小売り企業へのMDアドバイスや専門学校での講義・また海外での講義等。現在、多方面で活躍中。

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