アパレルMDの為の教科書  2020-08-26

復習問題~売価・原価・値入・粗利益編②~

今回は、前回主題した問題の解答を発表します。

復習問題~売価・原価・粗利益・値入編①~

(問題1)
元売価9,800円。仕入原価3,500円のブラウスの値入率は何%ですか?

(問題1の答え)
値入率を求める計算式は?
値入率=値入高÷元売価になります。ということは?
9,800円(元売価)-3,500円(仕入原価)=6,300円(値入高)
6,300円÷9,800円=64.3%(値入率)
正解は、64.3%です。

 

(問題2)
問題1のブラウスが、6,900円にOFFしたら売れました。OFF率は何%ですか?

(問題2の答え)
OFF率を求める計算式は?
OFF率=OFF高÷元売価になります。ということは?
9,800円ー6,900円=2,900円(OFF高)
2,900円÷9,800円=29.6%(OFF率)
正解は、29.6%です。

 

*この問題での注意点は?OFF率を求める数式は、OFF高÷元売価になるということです。よく、元売価ではなくセールして売った価格(売上)で、計算してしまう人がいますので、この点を注意しましょう。

 

(問題3)
問題2のケースでは、粗利率は何%ですか?

(問題3の答え)
粗利率を求める数式は?粗利高÷売上になります。ということは?
6,900円ー3,500円(売上原価)=3,400円(粗利益高)
3,400円÷6,900円(売上)=49.3%(粗利率)
正解は49.3%です。

 

*この問題で、改めて認識してほしいことは、セールをして商品が売れると粗利率が下がる!ということです。当たり前のことですが、このことを再認識しましょう。

 

(問題4)
問題1のブラウスをセール(OFF)して売った結果。粗利益率が40%になった。何%OFFで売れたのでしょうか?

(問題4の答え)
問題4の考え方は、マーチャンダイザーとしての仕事を遂行する上で、様々な場面で登場します。今回を機にこのような考え方ができるようになりましょう。

 

今回は、判明していることは?
・元売価9,800円 ・値入率64.3%
・売上原価3,500円 ・粗利率40%

このことが判明してます。値入率64.3%の商品が売れた結果粗利率が40%になっているのですから、当然セールして商品を売ったということになります。
また、粗利率が40%ということは?売上原価率は60%になる!ということです。
売上原価高÷売上原価率=売上という公式を用いれば、セール価格がわかる筈です。ということは?

1ー40%(粗利率)=60%(売上原価率)
3,500円(売上原価)÷60%=5,833円(OFF後の売上)
9,800円(元売価)ー5,833円=3,967円(OFF高)
3,967円÷9,800円=40.5%(OFF率)

正解は40.5%OFFして商品が売れた!ということになります。

 

皆さん。今回の問題が解けましたでしょうか?
次回は、OTB関連についての問題を出題します。
では、皆さん次回もお楽しみに。

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佐藤 正臣(マサ佐藤)
WRITER

(株)エムズ商品計画オフィシャルサイト】(株)エムズ商品計画代表取締役。大分県大分市出身。リテールMDアドバイザー。繊研新聞社より「数学嫌いでも算数ならできる筈〜算数で極めるMDへの道」出版。大手アパレルからライフスタイルブランド・スーパーマーケットなど、あらゆる分野のマーチャンダイジング改善に従事。仕事依頼は上記弊社ウェブサイトリンクよりお願いします。唯一の趣味は古着収集。

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