ブランド・ビジネス  2018-12-26

住居関連商品を手がけ出したアパレル企業をまとめてみた

ジャーナルスタンダードファニチャー 新築住宅を開発

ベイクルーズグループのアクメは「ジャーナルスタンダードファニチャー」で、建築コンサルティング事業で工務店支援を行うナックと業務提携契約を結び、新築住宅「JSFH」(ジャーナルスタンダードファニチャーハウス)を開発する。ジャーナルスタンダードファニチャーは「ジャーナルスタンダード」のインテリアショップ。17年から専門業者と組んで住宅リノベーション事業を始めている。新築住宅の開発は初となる。「家具をプラスすることで空間が完成する」をコンセプトに住宅を提案する。

ベイクルーズが家具を展開するショップを運営していた事はご存知でしょうか。ジャーナルスタンダードというショップ名はセレクトショップとして有名ですが、そのスピンアウト業態として家具を取り扱うショップ展開は以前からもされていました。昨今、アパレル企業がライフスタイルを提案するケースがどんどん増えており、わかりやすい提案だと美容・飲食といったところでしょうか。衣・食とくると当然ながら住という展開になりますし、ラグジュアリーブランドも過去からホテル関連のビジネス展開もしていたくらいです。
 
ブルガリ ホテルズ & リゾーツ
 
マルジェラがデザインした純白が魅力のホテルに初潜入!
 
上記のような事例ですね。では昨今、住居環境に進出してきたアパレル企業を見ていきたいと思います。
 

○デイトナインターナショナル

アパレルブランドがデザインしたカジュアル・スタイリッシュな家フリークスハウス

 

「フリークス ストア」運営会社が宿泊事業に参入、大阪にカフェ併設ホテルをオープン

 
フリークスストアを運営するデイトナインターナショナルはホテルと住居のプロデュースに参入。住居環境の提案って、イメージ湧きやすいから刺さりやすそう。単純にライフスタイルが豊かになりますね。
 

○ユナイテッドアローズ

かなり早い段階から「住」に参入していたユナイテッドアローズ。野村不動産と組んでの住居提案や、リノベーション事業の展開、店頭で使用した家具を販売するなど、展開のバリエーションも多彩です。そもそも創業時から実はライフスタイル提案を掲げており、これは無印やロフトなんかよりももっと早くから着手していたと言えそうです。
 

○無印良品

MUJI HOTEL無印良品が提案する旅の宿「MUJI HOTEL」。

 

無印良品のリノベーション

 
元々がライフスタイル提案のブランドなので、既に家具や生活雑貨の展開は豊富にあったものの、ここ数年でホテル事業やリノベーション事業への参入など「住」への進出が目立ちます。既にブランドとしても大きく成長している上に世界展開までしている無印の参入は非常に脅威ですね。
 

○マークスタイラー

アングリッド SNS映えする家をプロデュース

 
マークスタイラー傘下のブランド「アングリッド」もリノベーション事業に参入しています。わかりやすく「SNS映え」というお題で、ある程度若い層を狙った商品にはなっているかと思います。アングリッドは住居以外にも、
 
「アングリッド」が次は車をリノベーション
 
車のリノベーションも提案。顧客のライフスタイル全般を取りにきているのがよくわかります。
以前にも書きましたがファッションは、衣料品単体だと体験価値が弱く、昨今は何かと掛け合わせる事でその価値を増幅させようとしています。ですからライフスタイル提案という流れはすごく自然な流れであり、今後もこの動きはより活発になっていく事でしょう。特に国内アパレル市場はシュリンクしていくのが目に見えていますので、顧客一人あたりのLTVをいかに向上させるかが急務ですが、そのツールとして衣料品のみでは不十分でしょう。その中で、住居関連の商品は特に単価が高くブランドイメージを濃く伝える事ができるツールとして最適なんではないでしょうか。

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深地 雅也
WRITER

株式会社StylePicks CEO。コンテンツマーケティングをメインに、ECサイト構築・運用・コンサルティング、ブランディング戦略立案、オウンドメディア構築、販促企画などをやってます。最近はODM・OEMメーカーのブランド設立支援、IT企業のアドバイザー、服飾専門学校講師、ライター業なども手がけてます。

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