マーチャンダイジングって何?
マーチャンダイジングが何なのか?は意外に知られていない?
はじめまして。マーチャンダイジングアドバイザーの佐藤正臣と申します。
現在私は,企業・組織のマーチャンダイジング業務の改善や、マーチャンダイジングに関する講義等の仕事を中心に活動しています。
アパレル小売業の仕事に従事されている読者の方は、マーチャンダイジングやMD等という言葉は、一度は耳にしたことがある筈です。
何故耳にする機会が多いのか?
それは、”マーチャンダイジングの良し悪しで、小売業の組織の売上や利益が大きく左右されるから!”です。
私は、そのマーチャンダイジングに関することを、皆様方に”簡単にわかりやすくお伝えする!”
ということを仕事のモットーにしています。
しかしながら、マーチャンダイジングって?何?難しいの?
という風に、実務者の方。更に言えば、現在進行形で仕事の携わっている方々でさえ、その目的や本質・仕事内容が、意外に知られていないのが現状です。
ということで。この連載では、マーチャンダイジングに興味のない人。興味はあるけれども、難しい用語など理解できない?という人。
いつか、マーチャンダイジングの仕事を行うマーチャンダイザーになりたい人。等が、少しでも、マーチャンダイジングに興味をもって貰えるよう努力して伝えていく所存です。
また、私自身の経験談等も交えながら、皆様方に楽しんもらえればと考えています。
マーチャンダイジングの日本語訳は??
では、ここから本題に入ります。皆さん。マーチャンダイジングという言葉の日本語訳をしっていますか??
実は、この質問。私の講義でもよくするのですが、意外に答えられない人が多い質問なんです。
答えは。。。
”商品計画・商品政策・品揃え政策”
等と翻訳されています。また、”マーケティング”の1種である。などとも言われたりもします。
では、”商品計画”をすることって、どんな仕事なん???”
と疑問を多く感じられている方を多くいることでしょう。
また、実際にアパレル小売業の仕事に従事されている人の場合は、「マーチャンダイザーって、本部の椅子に座って、偉そうにしている人でしょう?」だとか、「やたら数字のことばかり分析したり、言ったりする人でしょう?」だとかのイメージもあるのかもしれません。
事実。企業・組織によっては、マーチャンダイザーの仕事の役割は違っているケースも多いのが現状です。
因みに、マーチャンダイザーの仕事って何?ということをWikipediaで調べてみると、以下のように書かれています。
” 「お客様」の欲求・要求に適う商品を、適切な数量・価格・タイミング等で提供すること。”
なんとく理解して頂けたでしょうか???
おそらく、なんとなくでしか理解できていない方々も多いことでしょう。
因みに上記の言葉には、”適”という言葉が2回出てきます。”適”は訓読みすると、”かなう”という読み方になります。
この業界に限らず、小売業ではマーチャンダイジングの仕事をする際に、
”5滴”を意識しろ!!ということが言われます。
5滴とは?知っている方も多くいらっしゃるとは思いますが、以下のことを言います。
・適品
・適所
・適時
・適量
・適格
このことです。次回からは、この”5滴”のことを、簡単な事例を用いてわかりやすく説明していきます。
では皆様。次回をお楽しみに。