商品の追加発注について考えよう③

商品の追加発注について考えよう③

商品の追加発注について考えよう③

問題を解いてみよう!

では、いよいよ商品の追加発注に関する問題を今回から数回にわたって出題していきます。(問題を解く際は、PCの画面で見て頂ける幸いですm(__)m)

問題1

商品名はレディース7分袖ブラウス。初回発注数量は700点。
17Wの水曜日に店頭入荷。入荷初日の売上は8点。翌日に追加ジャッジ。
LTは6週間とし、23週の月曜日入荷することが確定している。
販売終了日は、27週までとする。この商品は何点追加発注するべきでしょうか?

この問題になります。

この問題を解くヒント

この問題を解く際のヒントを出します。前回の記事で商品の追加発注する際には、以下の3つ項目が大事だとお伝えしました。

① リードタイム(以下LT)→商品を発注してから、店頭に入荷するまでの期間のこと。
② 販売期間・販売終了日→商品の寿命。お客様が必要とする商品の販売期間。
③ 過去データ→自組織の過去の傾向・癖を売上分析に活かす。

です。①②は問題分に記載されていますので、今回の問題を解くに当たっての③の項目のヒントを出します。

以下が、この問題の組織の過去3年分の既存店の7分袖のブラウスのデータになります。

これは、17週から27週までの売上金額のデータ一覧になります。
今回の問題は17週からの販売となりますので、上記のデータの17週を1とした場合。18週以降は下記のようになります。

これは、何なのか?といいますと、17週の売上を1とした場合。翌週の18週は、17週の1.45倍7分袖のブラウスが売れる。最終週の27週は、17週の1.21倍売れるということになります。要は、上記の売上金額データを17週を基準にして指数化したものになります。これが、最初のヒントになります。

余談ですが、前シリーズの”商品の分析について考えよう”のときに述べましたが、商品管理ルールをしっかりと決めて、過去データを大事に保存しておくことは、先の売上予測。商品の追加発注においても重要なことになります。

続いてのヒントです。

この問題の組織の既存店曜日別売上構成比になります。

上記が曜日別の売上構成比です。この組織の曜日別売上構成比の特徴は?
土日の売上構成比が合わせて40%で土日型と言えますが、比較的に平日も高い売上構成比を誇っています。

今回の問題は、水曜日に入荷し8点商品が売れた!ということですから、17週は何点商品が売れることが予測できるのでしょうか?
これがヒント2です。

では、読者の皆様。頑張ってこの問題を解いてみてください!
正解は、次回発表します。

では、皆さん。次回もお楽しみに。