商品の追加発注を考えよう⑦

商品の追加発注を考えよう⑦

商品の追加発注を考えよう⑦

前回の出題した問題の振り返り

今回は、前回出題した問題の答え合わせをしていきます。

前回出題した問題は以下の通りです。

問題2

商品名はレディース冬物ニット。初回発注数量は2,600点。(ピンク1000点・黒800点・ネイビー600点・柄物200点)
45W月曜日に店頭入荷。入荷2日間の売上はピンク22点。ブラック14点。ネイビー17点。柄物4点。
更に1Wからセールの目玉商品としてで30%でオフで売ることが決定している。
*LT2か月とする。(1Wの月曜日に入荷とする。)
上記の商品は何点追加するべきでしょうか?
(注)1 今回は販売で6W販売終了とする

そして以下がヒントです。

ヒント①

以下が、この問題の組織の過去3年分の既存店の冬物ニットのデータになります。

今回の問題は45週からの販売となりますので、上記のデータの45週を1とした場合。46週以降は下記のようになります。

ヒント②

この問題の組織の既存店曜日別売上構成比になります。

このヒント①②は、前回問題1のときのヒントと基本的に同じものです。

ということは、ヒント②を使い45週は1週間通して売った場合。何点売れたことになるのか?ということを各カラー別に算出し、その後ヒント①を使い6週までの売上予測数を算出する!という点は、問題1と同じ流れに流れになります。

45週は1週間通して売ったら何点商品が売れるのか?

ということで、45週1週間通して売った場合の各カラーの売上点数予測を算出しますと?

今回は、月曜日に入荷し火曜日までの2日間の売上数ということですから、月曜日・火曜日の売上構成比を足すと

10%(月曜日)+11%(火曜日)=21%

となります。

ピンクのニットの2日間の売上は22点ですから。。。

22点(ピンクのニットの2日間の売上数)÷21%=104.76190…点ということになります。

(Excelを使用し商品の追加発注数を予測する際は、上記の数字を四捨五入するのではなく、計算で導き出された数字を値複写して使用するようにしましょう。四捨五入した数字を入れると、算出される数字が微妙にズレをおこします。)

以下各カラーの45週1週間通して売った場合の売上予測点数を記載すると。。。
(以下四捨五入した数字で表現します。)

ピンク 約105点
ブラック 約67点
ネイビー 約81点
柄物 約21点

となります。

このことを基に、ヒント②を使い6週までの売上予測数が算出できれば、この商品の追加発注数量はわかりそうなものですが、今回は問題文に。。。

”更に1Wからセールの目玉商品として30%でオフで売ることが決定している。”

とあります。

このことがこの商品の追加発注数量にどのような影響を与えるのか?ということを踏まえながら、次回この問題の解答を行っていきます。

では、皆さん。次回もお楽しみに。