ヒント①②を使い6週までの売上予測数を算出してみると。
今回も、引き続き出題した問題の答え合わせをしていきます。
現在解答している問題は以下の通りです。
問題2
商品名はレディース冬物ニット。初回発注数量は2,600点。(ピンク1000点・黒800点・ネイビー600点・柄物200点)
45W月曜日に店頭入荷。入荷2日間の売上はピンク22点。ブラック14点。ネイビー17点。柄物4点。
更に1Wからセールの目玉商品としてで30%でオフで売ることが決定している。
*LT2か月とする。(1Wの月曜日に入荷とする。)
上記の商品は何点追加するべきでしょうか?
(注)1 今回は販売で6W販売終了とする
そして、ヒント①②を使い6週までの売上点数予測を算出してみると以下の図のようになります。
(ヒント①②は過去記事をご覧ください。)

この表で商品の追加発注数量を確認します。追加発注商品の店頭への入荷日は、1週月曜日なのですから。。。
・ピンク×350点
・黒×59点
・ネイビー×309点(1週からの売上点数予測を追加発注すればよい)
・柄物×46点
という風に数量が算出できます。
但し今回は問題分に。。。
”更に1Wからセールの目玉商品として30%でオフで売ることが決定している。”
この文言が記載されています。前述した売上点数予測は、このことを加味していません。
このことをどう考えるのか?ということです。
値下げして商品が売れるということは?
では、ここで皆さんに簡単な問題です。
1,000円の元売価の商品が100点売れると売上はいくらになりますか?
答えは。
1,000円×100点=10万円(売上)になります。
では、前述した商品を30%すると700円のセール売価になります。
10万円の売上を達成するには、この30%OFF700円の商品を何点売ったら10万円の売上になりますか?
10万円(売上)÷700円(30%OFF)=142.857143…点
となります。
同じ売上10万円を達成しようとすれば、30%OFFした場合は、点数で約1.43倍多くの点数が売れないとダメだということです。
ということは???
30%OFF予定の1週から、売上点数は前述したシミュレーションよりも約1.43倍多い点数になるということになります。
・1週からの30%OFFを加味して売上予測数を算出しなおすと。
そのことを加味して再シミュレーションをすると以下のようになります。

(*因みにこのようなシミュレーションをした場合。過去データはセール等の売上も混ざっているから、あてにならない!という意見も散見しますが、セール時の店頭を想像して頂けるとおわかりのように、お客様も当然増えます。仮にセールしない人気商品をセール時にも展開しておけば、データ通りの売上点数になる可能性が高いと言えます。この方法はベストはないですが、あくまでベターな方法だと捉えていただければ幸いです。)
今回の問題の商品の追加発注数量のベターな数字は以下の通りになります。
・ピンク×522点
・黒×168点
・ネイビー×441点(1週からの売上点数予測を追加発注すればよい)
・柄物×77点
となります。
ですが、本当にこの数量を追加発注してもいいのか?も含め、次回は、今回の記事で伝えきれなかった今回の問題の纏めをお伝えしていきます。
では、皆さん。次回もお楽しみに。