マーチャンダイザーの仕事は大きく分けて2つある?

マーチャンダイザーの仕事は大きく分けて2つある?

マーチャンダイザーの仕事は大きく分けて2つある?

あらためて”5適”をみてみると、気づくことはないか?

前回まで、マーチャンダイザーの仕事のを実行する上で、重要な顧客の欲求・要求に”適う”こと。"5適の話をさせて頂きました。そして、その前にブランド・ショップコンセプトを明確に具体的にすることの重要性を話してきました。

ここで改めて、前回まで話してきた5適を以下、簡単に纏めると。

・適品→顧客に欲求・要求に適う商品を提供する。
・適所→顧客が探しやすい場所に商品を展開する。
・適時→顧客の欲求・要求に適うタイミングで商品を提供する。(とくにいつまで売るかを決めておくことが大事)
・適量→顧客が欲しい分だけの数量の商品を提供する。
・適格→顧客ターゲットに見合った価格で商品を提供する。

このことでした。
ここで、皆さん。この”5適”を見て何か気づくことはありませんか??

マーチャンダイザーの最重要な仕事は、当然のことながら、ターゲットの顧客が欲しがる商品を考えることです。5適で言えば、適品になるでしょう。
元来。商品ディレクション。デザイン。トレンド等が重視されるアパレル・ファッション業界では、このことに多くの組織が力を注いでいます。

しかしながら、5適の”適量”のは数量。”適格”には、価格。と。数字のことが絡んできます。

マーチャンダイザーの仕事は、商品面と数字面に分類される?

顧客が欲しがる品揃えを考える仕事。その品揃えされた商品の数量を必要な分だけ、仕入れる作る仕事。そして、ブランド・ショップコンセプト見合った価格(値段)を設定すること。

また、前回までの5適の話でも触れたように、適時と適量は密接に結び付けて考えなければなりません。とくに、販売期間や販売終了日の設定が曖昧だと、顧客の欲求・要求に適う商品数量の提供ができなくなります。

これらのことから、見てみると

 マーチャンダイザーの仕事は、商品面。数字面と大きく2つに分類されます!”

このことを、私の独断と偏見でアパレル・ファッション業界で考えると、以下のような仕事になります。

組織よっては、数字面の仕事をする人がマーチャンダイザー。商品面の仕事の責任者はディレクターと呼ばれ、その仕事を大手組織などは分担もしています。また、バイヤーの業務は、マーチャンダイザーの仕事の一つにすぎません。

このことから、見えることはマーチャンダイザーの仕事の量は、めっちゃ多い!ということです。次回の連載では、大きく2つに分類されるマーチャンダイザーの仕事を、より深く考えていきます。

では皆様。次回をお楽しみに。