復習問題~OTB編②~

復習問題~OTB編②~

復習問題~OTB編②~

今回は、前回主題した問題の解答を発表します。

(問題5)
OTB(open to buy)ロジックの基礎計算式は?答えなさい。

(問題5の答え)

上記の図を見れば、皆様おわかり通り。
期首在庫+(期間)仕入=(期間)売上+期末在庫
となります。これは、点数・原価でも同じことになります。

 

(問題6)
11月の期首在庫が18,250点。11月の売上点数が7,290点。
11月の期末在庫が16,410点でした。
11月は何点仕入したのでしょうか?

 

(問題6の答え)
上記のOTBの計算式を当てはめれば、以下のようになります。
(7290点+16,410点)-18,250点=5,450点
正解は5,450点です。

 

(問題7)
7月の期首在庫原価は1,390万円。7月の仕入原価が320万円。
7月の売上原価は775万円でした。
7月の期末在庫原価はいくらですか?

 

(問題7の答え)
これもOTBの計算式に当てはめると?
(1,390万円+320万円)-775万円=935万円
正解は935万円になります。

 

(問題8)
2月末は会社決算なので、決算在庫原価を4,000万円にしたい!
という指示が部長から出ています。2月の売上原価予測は1,200万円。2月の期首在庫予測は1,950万円です。2月の仕入原価がいくらになれば、部長の希望に沿うことができるでしょうか?

 

(問題8の答え)
この問題は、OTBの計算式を使い、先の仕入金額を算出するという方式です。計算式は、以下のようになります。

2月の仕入原価=(2月の売上原価+2月末決算在庫原価)-2月の期首在庫原価

となります。この式に数字を当てはめると。
(4,000万円+1,200万円)-1,950万円=3,250万円
正解は3,250万円となります。

 

問題8のように、月々の在庫原価高のターゲットを決めておいてから、仕入原価を算出する!という方法をMDの数字管理に用いることも可能である。といえます。

次回は、更にこのOTBのロジックを活用し、実際にMDの仕事に近い感覚の問題を出題します。
では、皆さん次回もお楽しみに。