復習問題~OTB編③~
皆様。前回の問題が解けましたでしょうか?
今回は、前回よりも難易度が上がります。
ですが、基礎さえ身についていれば、そう難しい問題ではありません。
今回も、皆さん是非問題にチャレンジしてみてください。
(問題9)
ある組織の値入率は65%(仕入原価率35%)。1年の売上400億円。粗利率52%。
期首在庫原価60億円。1年の仕入原価200億円でした。
この組織の期末在庫原価はいくらになるでしょうか?
(問題10)
(問題9)の年間のOFF率は何%になるでしょうか?
(問題11)
(問題9)の組織の在庫回転率は、どのくらいの数字になると推測されますか?
以上3問です。
今回は、問題のヒントを出したいと思います。
*(問題9)のヒント
これは、OTBのロジックが理解できていれば簡単な問題になります。
因みにOTBのロジックの数式は?
期首在庫原価+(期間)仕入原価=期末在庫原価+(期間)売上原価
になります。
*(問題10)のヒント
この問題が理解しづらい人は、この問題が単純にOFF率を求める問題である!と考えることです。要は、値入率65%で仕入れた商品が、結果粗利率52%で売れた。
OFF率は何%になるでしょうか?という問題と同じことだと言うことです。
ですから、商品の元売価設定を1,000円や100円など計算しやすい数字を用いると、遠回りにはなりますが、問題を解くことができるでしょう。
*(問題11)のヒント
この問題のポイントは、この問題文から平均在庫を算出するには、どうすれば良いの?
ということを考えれば良いということになりますので、よく教科書等で使用されている平均在庫算出の方法を用いれば良いでしょう。(平均在庫=期首在庫+期末在庫÷2)
しかしながら、この問題文だけから平均在庫を算出しても、決して精度は高くないので、問題文は。。。”どのくらいの数字になると推測されますか?”と記載されているということを理解してください。
次回、この4問の問題の解答を発表します。
では、皆さん次回もお楽しみに。